川越を紹介します。~時の鐘~

2022年07月19日

時の鐘は川越市指定有形文化財です。「残したい日本の音風景100選(環境省)」にも認定されています。

 

約400年前、江戸時代初頭に、川越城主酒井忠勝によって建てられました。たびたび火災にあっていますが、明治26年に起きた川越大火の翌年に再建されました。

 

平成27・28年に耐震化工事が行われ、主柱下部が腐食していたそうで、腐食部を切断し、「金輪継ぎ」という伝統的な根継ぎの手法で、昭和初期の基礎から明治の再建当時の形状に復元工事も行いました。今回の大改修工事は4回目。ちなみに、主柱は杉を使用していて、3本が川越の笠幡、1本が飯能の木材を使用しているそうです。根継ぎする木材も県産材を使用したそうです。

 

木造3層構造の塔で、高さ約16m。1日に4回「時」を告げます。

昔は鐘撞守が手動でついていましたが、今は機械式です。

 

川越のシンボルなので、川越にお越しの際は訪れてみてください。

ちなみに、時の鐘の奥にある薬師神社は、眼病に御利益があるそうです。

時の鐘